最近では喫煙場所も少なくなり、禁煙スペースが増えてしまって喫煙者の人は昔に比べると相当肩身の狭い思いをしていると思います。でも、タバコを吸わない人からすると、臭いが強烈なので本当に嫌いな人にとってはただの迷惑でしかありません。
私もタバコのニオイが嫌いな人なのですが、近くで吸っている人がいると呼吸ができなくなるくらいに大の苦手です。吸っている人は、途中で禁煙して努力してやめる人もいますが、なかなかやめられませんよね。私の友達でも禁煙しても断念している人が多いです。
もしも職場での上司や取引先の人から「タバコの臭いってダメなんですよね」なんて言われたらどうしますか?その人の為に、どうにかしてタバコの臭いを取り除きたくなると思います。
その場でガムを食べたり消臭スプレーで誤魔化してみても、自分では臭いが取れているつもりが相手にとっては不快でしかありません。きっと今まで色々な方法を試してみたと思いますが一体どうすれば臭いはとれるのでしょうか?
今回は、そんなタバコの臭いを取り除きたいという人のために9つの方法をご用意しました。嫌がられる臭いを改善したい人は是非参考にしてみてくださいね。
目次
体臭が臭くなる3つの原因
まずタバコの嫌な匂いを消す対策の前に知っておくべき原因についてご紹介します。原因を知っておくことによって自分にはどんな予防が必要なのかがわかります。
そもそもタバコの煙って無風状態でどのくらいまで届くかって知ってますか?
なんと直径14メートルまで届くそうです。近くでタバコを吸っている人がいなくても煙臭いということがあった理由を納得しました。つまり、この距離であれば室内で吸ってしまうとリビングはもちろん部屋全体に煙が広がってしまうんです。
しかも喫煙してから5〜10分は肺の中に煙が残っている状態らしいので、吸ってからすぐに人と会話をしてしまうとタバコの臭いがしてしまうので苦手な人にとっては不快でしかありません。特に食後のタバコ後は悪臭すぎて本当に酷いんですよ。
でも、いくらタバコの臭いが酷いからといって本人に向かって「臭いから話しかけるな」なんて言えません。こうして吸っている本人は気づかず、周りから影で言われているかもしれませんよ。
ここでは、どうして臭うのか4つの原因に分けてまとめてみたので改善したいという人は、是非参考にしてみてください。
肝臓が悪くなって口臭が臭くなる
タバコを吸うと肝臓でニコチンが分解されますが、吸い続けていると機能が低下していってしまい肝臓に更に負担をかけてしまいます。
この肝臓の機能が低下することによってどうなるかと言うと、通常ならな分解されるはずの有害物質であるアンモニアなどが身体に残ってしまい体臭や口臭となって出てくるんです。
つまり、タバコを吸う事によって身体にも負担がかかってしまいますが、その機能が低下することによってニオイにまで影響してしまいます。
そして、煙には発がん物質が含まれていてたばこを吸っていなければ、日本人全体では毎年約9万人ががんにかからなくて済むと言われています。「自分はかからないから大丈夫」と考えている人もいるかもしれませんが吸っていない人にもタバコの煙は嫌でも体内に入ってきます。つまり関係ない人の肝臓を悪くさせているのです。
正直私は、喫煙者の人だけなら自業自得だと思いますが関係のない人を巻き込むのは本当にやめてほしいと思っています。これだけの迷惑をかけているということを頭に入れておきましょう。
ヤニ臭さと汗のニオイ
「タバコを吸うと身体に悪い」と言いますが、肺に入ったタバコの有害物質が血液に溶けて毛細血管を収縮させる作用があるので吸い続けることによって血流が悪くなってきます。
体内に有害物質が巡ることで、汗が分泌される際に一緒になって排出されてしまうので、喫煙者には特有の体臭がしてしまうんです。また、そのニオイの元には「スカトール」や「アンモニア」などの糞尿に含まれる成分と同じものが多いと言われています。だからタバコを吸った人の口臭や体臭は臭いんですね…
これは禁煙しない限り、量を減らしたからニオイが薄くなるというわけではありません。
ニオイに敏感な人には少しするだけでも気になってしまいます。「ニオイがしなくなってる」と思っているのは吸っている本人だけです。しかも喫煙すると発汗の量も増していくので更に汗臭くなってきます。
汗と一緒にまざったニオイって本当に臭いんですよね。満員電車で一緒になったら絶対に近くにいきたくないです。
皮脂分泌が増えて加齢臭も悪化
実は、タバコを吸うことによって皮脂の分泌も増えることを知っていますか?だからなんだと思う人もいるかもしれませんが、このダニの餌にもなると言われている皮脂は酸化すると加齢臭の原因にもなる過酸化脂質という物質が作られます。
過酸化脂質が増えることによって加齢臭の強さも増してくるので、ニオイは更にキツくなってきます。
40〜50代くらいの男性で口臭が驚くくらい臭い人っていますよね。原因としてはタバコを吸っていて皮脂分泌のコントロールが効かなくなっていることが考えられます。
確かに考えてみれば加齢臭がしていた私の父も喫煙者でした。人によってニオイがキツい人もいましたが、そこまで気にならない人との差ってタバコが関係していたんですね。家族に嫌われたくないお父さんはなるべく禁煙を考えたほうがいいかもしれません…
ちなみに「アイコスならニオイがしないよ!」なんて言う人もいますが、吸わない人からするとニオイがしないなんてとんでもない嘘です。もし良かったらこちらの「アイコスのメリットと嫌われる理由」も一緒に参考にしてみてくださいね。
体臭を消す9つの方法と対策
ここまでの話でタバコというのは吸わない人にとって、本当に喫煙者を嫌う原因になっているということを改めて感じたのではないでしょうか?
何度も禁煙にチャレンジしても失敗を繰り返している人をみると、本気でやめようとしていないと思ってしまいます。
ここでは、「すぐにやめられないけどとりあえずニオイだけどうにかしたい!」という人の為に、タバコが原因で発生する体臭を消す方法を9つにまとめてみました。人によって合う合わないがあるので「これなら自分にもできる!」と思うものから1つづつチャレンジしていってくださいね。
病院へ行って禁煙する
CMでも話題になっていた子供がお父さんに向けて「身体のことも考えて禁煙してほしいです」とお手紙を読んでいる禁煙外来と呼ばれているものですよね。
禁煙治療をすべて受けた人の78.5%は、治療完了時に少なくとも4週間は禁煙を続けられたそうです。
タバコからの体臭や口臭を消すのには、これが1番いいのではないでしょうか?禁煙することによって家族への負担はもちろんなくなりますし、周りの人たちにとっても嬉しいことです。
今までタバコを吸うことによって感じていた口臭もなくなると、少し距離を置かれていた人たちとの会話も増えていくかもしれませんよ。
- タバコを購入しないからお金も溜まる
- 血流の流れも元に戻って健康的になる
- 皮脂も抑えられるから加齢臭がなくなる
禁煙することによってメリットが増えていきますし、個人的には禁煙外来でタバコを吸う人が減っていったら嬉しいですよね。自分で禁煙してみたけど、いつも失敗してしまうという人は病院に頼ってみるのもありかもしれません。
禁煙外来を探すならコチラ
電子タバコに切り替える
電子タバコとはリキッドと呼ばれる液体を水蒸気にして吸引して香りを嗜むタバコのような機器なんです。見た目は煙ですが、水蒸気になっているので周りの人にとってはニオイも気にならないので安心ですね。
禁煙の為に利用するのであれば、ニコチン入りのものでないと禁煙することは難しいのですが現在日本ではニコチン入のリキッドは販売されていないそうです。
ミントからフルーツ系、スイーツのような味まで種類はさまざまで、色々な芸能人ともコラボされています。電子タバコは香りを楽しむ為にも使えてタバコと比べると口臭も少ないので、まずは1度試してみてはいかがでしょうか?
歯磨きをして口臭を抑える
これはすぐに対策できる方法の1つで、一時的にニオイを誤魔化すことができてとても簡単です。ただし人によっては、タバコの口臭と歯磨き粉のニオイが混ざってしまい逆にニオイを強くしてしまうこともあります。
また、その場で歯を磨こうと思っても場所がないとできないので外出先だと苦労するかもしれません。
汚れや付着してしまったニオイの元を取り除くという意味では歯を磨くことは対策としてはおすすめの方法です。特に食後に歯を磨かないままだと雑菌が繁殖して口臭は更に強くなってしまいます。更にマウスウォッシュも一緒にしようすると良いです。
歯磨きって女性は朝昼晩としていますが、男性って夜だけしか磨いていないイメージがありますよね。最低限のエチケットとしても忘れずに歯磨きするようにしましょう。
ガムを噛んで口の中をリフレッシュさせる
これは喫煙者の人なら誰もがやっているかもしれませんが、すぐに出来る方法としての1つです。噛むことによって唾液が分泌されるので、口の中の乾燥もなくなり臭いが緩和されていきます。甘いフルーツ系だとニオイが混ざって逆効果の場合があるので、できたらミント系のガムだとスッキリするのでおすすめです。
タバコの味とガムの味が混ざって不味く感じると思いますが、唾液を分泌させて流すという意味では何もしないよりもやったほうがいいですよ。
お口タブレットで口臭の原因を抑える
一般的に思いつくニオイ対策は先ほど話したようにガムなどで誤魔化す方法ですが、これでは一時的な対策にしかなりませんし、臭いものに香水をかけたらもっと臭くなるように、実は逆効果になってしまうんです。
そしてこの「オーラルデント」ですが、1日1回舐めるだけで対策ができてミントで誤魔化すようなものではなく、臭いの元をケアするものになっているんです。
口の中にある臭いの原因をブロックして、口の中の乾きやネバネバとれていつでもスッキリとします。通常のタブレットとは違って毎回舐めるわけではないのでケアするのも正直面倒くさいと思うような人にも向いています。
喫煙後は口を濯ぐくらいでも大丈夫ですが、口臭のレベルによって変わってくるので様子を見ながら他のケアと一緒に試してみてくださいね。
口臭サプリメントで身体の中からケア
口臭対策として口の中のケアとして考えるのが普通ですが、口臭は口の中だけではなくタバコを吸った後の身体の中にも影響していることがあります。
「からだきれい」はそんな体の中をキレイにしてくれるサプリで臭いの元を体の中からブロックして、口臭だけでなく体臭を抑えてくれるので、健康的な身体を作ることが出来ます。
3ヶ月の返金保証が付いているので、「通販で頼んで効果がなかったらどうしよう」と心配な人にはオススメです。
「何度か喫煙後にケアをしていたけど意味がなかった」というあなたはサプリを試してみましょう。
消臭スプレーと香水でタバコのニオイを誤魔化す
常に持ち歩かなければいけないので面倒かもしれませんが、喫煙するならばそれくらいのケアを考えておかなければ周りにニオイで迷惑をかけてしまいますよ。
最近では、消臭してくれて更に香水を付けなくても良い香りがする商品も出ていますよね。特にファブリーズシリーズは効果があると思います。飲み屋へ行くとよく見かけますが、会社に1つ置いておけば喫煙後にすぐ使えるので用意しておくといいでしょう。
香水でニオイを誤魔化すのはおすすめしません。何故かと言うと、嫌なニオイを香水で抑えても香りがぶつかり合ってしまい余計に臭くなってしまうからです。
タバコの煙は髪の毛や服にまでニオイが付いてしまうので、消臭できるものを持ち歩いておくだけでも違いますよ。
深呼吸して水うがいをする
「今日に限って何も持ってきてない!でもタバコは吸いたい!」というときに、試してみて欲しいのが深く深呼吸をしてから水うがいをすることです。
まずゆっくりと深呼吸することによって、身体に巡っているタバコの煙が排出されます。うがいはその汚れを落とすためです。
簡単ですし、とくに道具のようなものも必要ないのでどこでも出来ますよね。これなら出先で口臭を何とかしたいというときにすぐに試せるのでおすすめです。
スチームアイロンやドライヤーで臭いを飛ばす
これはニオイが付いてしまった服についてです。なんと水分と一緒にニオイを蒸発させることによって吹き飛ばしてくれるんです。洗濯する前にちょっと一手間加えるだけなので簡単ですよね。
洗濯する時って、柔軟剤を入れてもタバコのニオイがとれなかったり、周りの服にニオイが混じったりして大変なんですよね。でも風を少しだけでもあてることによってニオイも軽減されるのでおすすめです。プラス重曹を入れてあげると嫌なニオイも消えますよ。
汗染みができている襟元などはヤニ汚れになってしまう恐れがあるので、濡れタオルなので丁寧に拭き取ると防止になります。
まとめ
いかがでしたか?
タバコを吸うことによって、それぞれ体臭がきつくなってしまう原因があるということがわかりました。
- 肝臓が悪くなって体臭がキツくなる
- 汗の量が増えて臭ってしまう
- 皮脂が増えて加齢臭が出る
それに対して体臭を消す9つの方法もあるのですが、人によっては合わないものもあります。1番良いのがタバコの臭いがつかないように禁煙することですが、中にはお金をかけなくても試せる方法があるので是非1度試してみてくださいね。