体臭は食べ物が大きく関係していた!3つの原因と改善できる5つの方法

人によって、それぞれ好きな食べ物は色々ありますが実はその食べ物って体臭に影響していることを知っていますか?

臭いニオイってどうしても「汗」のイメージがありますが、実はその汗には種類があって「アポクリン汗腺」から分泌される汗はニオイが強いんです。このアポクリン汗腺には脂肪も一緒に分泌されるんですが、それが酸化すると更に臭くなり体臭の原因になってるんです。

「それと食べ物の何が関係するんだ!?」と思いますが、食べ物によってそのアポクリン汗腺に影響されるので臭い汗に変わってしまうんです。

 

でも臭い汗とは逆に良いニオイもあります。TVでも良い汗と悪い汗の特集をしていたことがありますが、健康的な汗の場合は身体に必要な塩分やミネラルだけ体内に戻して、水分だけが汗になって出てくるので水のような状態で雑菌が繁殖しにくくてニオイがないんです。

それに対して悪い汗は、塩分やミネラルが身体の中に戻らず一緒に汗になってでてくるんです。だから汗を舐めてみるとしょっぱいことがありますが全て塩のせいなんですよね。その汗に塩が含まれているからベタベタした汗になるし、汗が蒸発しにくく雑菌が繁殖しやすくなってしまい汗の嫌なニオイになるんです。

食べ物を変えるだけで、良い汗に変わるのならちょっと試してみたいですよね?今回はそんな体臭に影響を与える「良い食べ物」と「悪い食べ物」についてまとめてみました。普段から汗の匂いが気になるという人は是非参考にしてみてくださいね。

 

臭くなる原因の3つの食べ物

まず、ここでは悪い汗を出しやすくしてしまう食べ物について3つご紹介していきます。日本人は基本的には臭わないと言われていますが、最近は「体臭」に敏感な人が増えていてちょっと臭いだけでも「体臭がキツい」と思われがちですよね…

昔はそこまでニオイについて考えていなかったかもしれませんが、和食だけでなくジャンクフードや肉食の人が増えてきてからは確かに体臭が気になる人が多くなってきているかもしれません。…というのも、海外に人は体臭が強い人が多く、その原因は「食べ物」だと言われています。

ここでは、そんな体臭を臭くしてしまう食べ物について3つご紹介したいと思います。最近食生活が偏っている人は是非参考にしてみてください。

1.肉類

「やっぱりかー!」と思ったあなた、もしかしたら臭っているかもしれませんよ。私もお肉が大好きで、毎日食べているので結果としてはショックでしたが確かに汗をかくとベタベタすることが多いです。「いつも汗をかくとベタつきが気になる」という人は要注意ですね。

何故体臭を臭くしてしまうのかと言うと、お肉は身体の中で消化されるのに時間がかかって、胃腸の中に長くいるので、その途中でそのお肉が腐食してしまい口や汗、便などのニオイを臭くしてしまうんです。確かに腐ったお肉のニオイって悪臭ですし体内にあったら嫌ですよね。

つまり毎日のようにお肉を食べていると体内にどんどん溜まっていって腐ったお肉だらけになってしまうということです。すぐに便や尿として排出できるようにしなければいけないですね…

2.お酒(アルコール類)

お酒を飲んだ後のお父さんの息を嗅いだことってないですか?お酒と何か混ざった臭いニオイがしますよね。飲み会帰りのサラリーマンも電車の中入ってくるとモワっと臭かったりして、つい顔を歪めてしまいます。

アルコールを分解するときに発生するニオイそのものも体臭の原因になっているんですけど、アルコールによって活性酸素の量が増えます。活性酸素は皮脂を酸化させてニオイの原因を作り出してしまうので、アルコールの量を控えたりしなければ多ければ多いほどニオイがキツくなってしまいますよ。

男性がこういった特有のニオイをさせるのだとばかり思っていましたが、実は女性も年齢を重ねていくと女性ホルモンが減っていき男性ホルモンが増えていくので同じようなニオイが発生してしまいます。お酒が大好きな人は注意しなければいけませんよね。

確かにお酒飲んだ後って、口臭が気になることってあると思います。これが更に体臭からしてくると思うと、周りの人たちからしたら「うわ〜お酒臭くて気持ち悪い」なんて思われちゃいそうですよね…

3.乳製品

身体に良いとされている乳製品ですが、実は体内環境が整っていない状態で摂取してしまうと悪臭の原因になってしまうんです。「体内環境を整える為の乳製品でヨーグルト毎日食べてるよ!」なんて人もいたかもしれません。

どういうことかと言うと、腸内環境を整える働きのあるヨーグルトですが乳製品には脂肪分があります。その脂肪分が腸内に詰まってしまうことで、腐敗の原因となってしまうんです。

身体の中で食べ物が腐敗すると、悪臭の原因になってしまうということは先程もお話しましたよね。特に日本人は昔から乳製品を食べるという習慣がなかったので乳製品をきちんと消化できる身体を持っていないそうです。これには驚きました!それじゃ食べてもただ腸に負担をかけていただけってことですよね。

でも、安心してください。絶対に食べてはいけないというわけでもなく結局は「食べ過ぎ」がNGなんです。私もよくお母さんに「食べ過ぎたら身体壊すからダメだよ」と言われたりしましたが、適量であれば大丈夫なんです。

ヨーグルトの働きは腸内環境を整えてくれるわけですから、食べ過ぎずに一緒に食べた分の野菜を摂取して排出するようにすれば身体の中もスッキリしていいですよね。

 

体臭対策に効果的な食べ物TOP5

今まで食べたり飲んでいたものが、体臭をキツくしていたなんてちょっとショックですよね。私は特にお肉とアルコール類が大好きなのですが周りの人にニオイで迷惑をかけてしまう恐れがあるので控えるように心がけています。

でも、食べ物が身体の中に溜まって腐敗しなように外に排出してしまえば問題ないはずなので、消化してくれてまとめて老廃物を排出してくれるような食べ物を食べればいいってことですよね。

主に体臭は「アンモニア臭」と「活性酸素」が原因なのでそれらを抑えることが出来ればニオイを軽減することができます。そして体内に溜まった悪玉菌を出していけば、臭い体臭から卒業することができるので、出来るだけ排出させて体内環境を健康にしたいです。

それでは逆に、どんな食べ物が体臭を抑えてくれるんでしょうか?ここでは、ニオイを軽減してくれるとっても嬉しい食材についてまとめてみたので是非参考にしてみてくださいね。

1位.緑黄色野菜

やはり「野菜」が身体に良いというのは何度も色々なシーンで聞いていると思いますが、体臭に関しても助けてくれるんですね。私は正直野菜を食べるのが苦手でお肉を食べても野菜は摂っていませんでしたが健康のためを考えると何としても摂取しなければいけませんよね。

緑黄色野菜は「濃い色の野菜」と覚えておくといいと思います。アルカリ性の食べ物はニオイの原因になる酸性の食べ物を中和してくれる働きがあります。食物繊維が豊富なので、便秘対策にもなって体臭を抑えるのに効果的なんですよ。

「どうしてもお肉が食べたい!」なんて時は一緒にカボチャや人参、ほうれん草などを食べるようにして体内を中和させてニオイを抑えられるといいです。そういえばステーキとかの付け合せでよくある人参とかほうれん草、パセリってそう考えたらバランスよく食べれるようになっていますよね…

2位.柑橘系果物

フルーツにも抗酸化作用のある「ビタミンC」や「ビタミンE」がたっぷりと含まれているんです。これらの成分は、悪臭の原因となる活性酸素を抑えてくれる効果があるので体臭を予防してくれます。

柑橘系果物と言っても色々ありますし、先ほどの野菜などを考えると1日で食べる量とかがたくさんあって難しいですよね。そこでおすすめしたいのが「デトックスウォーター」です。名前だけなら聞いたことがあるかもしれませんが入れるだけで簡単なのでご紹介しますね。

麦茶などを作って入れる容器に、「みかん」、「レモン」、「オレンジ」、「グレープフルーツ」などをカットして入れます。そこのミネラルウォーターを入れて1日冷やせば完成です。とっても簡単なんですけどこれなら水分補給はもちろん体内のデトックス効果にも期待ができるので一石二鳥です。

味はほのかにフルーツの香りがするくらいなので、香りつきのお水という感じです。とても飲みやすいですし、作るのも簡単なので「料理とか苦手」なんて人にとってもすぐに出来るのでおすすめです。

3位.きのこ類

「菌活」という言葉を聞いたことがありますか?きのこって体内の悪いものを外へ出してくれる効果があるので毎日食べるとダイエットにもなって良いんですよ。

私も実は便秘解消に良いと聞いて食べているのですが、効果は本当にありました。特に「えのき」が個人的にはおすすめで、3日に1回しか便が出なかったのですが、えのきを食べると次の日の朝必ず快便で驚きました。胃腸に毒素が溜まっていると、体内にある食べ物が腐敗していって悪臭にかわるので出さなければいけません。

そんな腸内環境が悪化してしまうと、腸の働きが悪くなってしまいます。腸がきちんと働かないと、栄養素を充分に吸収できないだけでなく、免疫力が低下して体調不良を起こす恐れがあります。

また、善玉菌が減ることによって便秘から肌荒れを引き起こすなど、美容面にも大きな影響を与えてしまうんです。 きのこ類を摂取することによって腸内もキレイになるので悪玉菌が減っていくので健康的な身体に戻ってきます。

 

ここでおすすめしたいのが「えのきスープ」です。毎日食べているんですが切って煮こむだけなのでとても簡単です。えのき1袋を食べやすい大きさに切って、鍋に切ったえのきとお椀2杯分くらいお水をいれて、コンソメ1欠片を入れて煮込みます。塩コショウで味付けすれば完成です。

味に飽きそうになったらトマト缶を入れてみたり、コンソメではなくめんつゆを入れて和風にしてみたりとアレンジできて5分程度で出来るので仕事から帰ってきてからでもパパっと作れちゃいますよ。是非試してみてくださいね。

4位.海藻類

次に是非食事の1つに取り入れて欲しいのが「海藻類」です。海藻類に含まれる「フコイダン」は、細菌やウイルスから守って免疫力を高めてくれ、抗ガン作用や花粉症などの抗アレルギー作用もあると言われています。

もともと海藻類にはミネラルも多く含まれていて、なんと血液をサラサラにしてくれたり腸内環境を整えたり、肝機能をよくする効果があるんです。腸内環境を整えてくれるということは、先ほどからも話に出ていますが体臭予防としても効果がありますよね。

そしてその中でも体臭予防として効果が高いのは「めかぶ」です。ネバネバしていますけど夏バテしたときとかに食べるとツルッとして美味しいですよね。

めかぶに含まれる「フコイダン」という成分が、ニオイを包んで外まで排出してくれる働きがあります。食べ物を分解する時に臭いニオイが発生しますが、それを尿や便として排泄されたり、肝臓で分解してくれるんです。ただし食べ過ぎると下痢や腹痛を起こす原因になるので、食べる時は適量にしてくださいね。

最近では食べやすいように、めかぶが小分けのパックになってコンビニでも販売されているので気軽に購入できるので是非試してみてくださいね。

5位.ポリフェノール

ポリフェノールと聞くと「ワイン」のイメージがあるのですが確かに身体に良いという話は聞いたことがあります。では、体臭にどういった関係があるんでしょうか?

名前はよく聞く「ポリフェノール」には多くの果物に含まれていて、植物が光合成をするとできる物質なんです。つまり、ほとんどの植物に含まれているんですけど、その中でも色の濃いもので「ぶどう」や「お茶の葉っぱ」などには他よりも多く含まれています。

植物が光を浴びる中で紫外線から守ってくれる働きがあるので、酸化しないようにしっかりと守ってくれているんです。そして人も老化していく原因が「酸化」とも言われているので、この酸化を防いでくれるポリフェノールは私たちの身体に最も必要な物質ということになります。

この酸化を防いでくれるポリフェノールは、加齢臭の要因「ノネナール」という成分を包んで封じ込めてくれる役割があります。体臭を改善できる理由はここにあったんですね。特に体臭には「烏龍茶ポリフェノール」が効果的なので日頃から烏龍茶を飲む習慣をつけると良いですね。

ちなみにポリフェノールの1日に摂取目安量は1リットル〜1.5リットルだそうです。お茶には利尿作用もあるので毎日飲むことによって老廃物の排出としても役立ちそうですよね。

人間は1日最低2リットルの水分をとるのがいいと言われているので烏龍茶と、先ほどご紹介してデトックスウォーターを合わせて飲めば目標の水分量に到達するので是非飲んでみてください。

 

まとめ

いかがでしたか?

食べ物によって体臭のニオイが変わるというのには驚きましたね。

  • 肉類
  • お酒
  • 乳製品

これらを摂取するときは、必ず栄養素のあるものを一緒にとることを心がけましょう。

  • 緑黄色野菜
  • 柑橘系果物
  • きのこ類
  • 海藻類
  • ポリフェノール

この5つが腸内環境を整えて、身体の中をキレイにしてくれるので必ず摂取して体臭を臭いニオイから良いニオイへ改善していきましょう。